突然の出血
11月28日水曜日。
水曜日はマタニティビクスのレッスンでした。
レッスン終了後、寄り道をして車に乗り込んだ際、下腹部から何かが出るのを感じました。
「えっ、なんか出てる・・・!?」
夕食の買い物のために向かっていたスーパーに着くなり、トイレにかけ込んだところ、直径2センチ四方の血の跡が。
さらにチョロチョロと出血は続いているよう。
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これは一大事!と思い、すぐさまかかりつけの産婦人科に電話しました。
手は震えていたと思いますが、なんとか状況を説明しました。
「すぐ来てください」
と看護師に言われ、スーパーから約15分の道のりを運転して向かいました。
診察後そのまま入院
かかりつけの産婦人科は水曜日の午後は休診。
それでも、何人か診察を受けている人がいて、約1時間ほど待った後診察を受けました。
主治医は帝王切開の手術中で、臨時の女の先生が診てくれました。
これだけ待たされるのだから、案外たいしたことないのかも・・・と淡い期待を抱きながら、腹部エコーの確認。
胎児ちゃんは元気。内側から容赦なく蹴りをいれてきます。
あくまで推定ですが、2週間足らずで300g以上大きくなり、もはや成長曲線を超えてしまっています。
ちなみに、ワタシの体重はそれほど変化はありません。
妊娠前よりプラス3kg。前回の検診時と比べてもそれほど増えていなかったはず。
腹部超音波のあと、内診をしてくれました。
臨時の先生で、常に患者さんを診ている訳じゃないそうで、どうも判断に困っているようです。
そのとき、帝王切開を終えた主治医が診察室に戻ってきました。
「ちょうど良かった、先生の患者さんを今診ているんで、確認してもらっていいですか?」
と、臨時の先生から主治医にバトンタッチ。
「うーん、まだ出血が続いてますねー」
そうか、まだ血が出ているのか。少し不安になってきました。
「もう一度、お腹の超音波を診ましょう」
再度、腹部超音波を診る部屋へ。
超音波を確認しながら、
「前置胎盤ではなさそうですね。ただ若干胎盤が下のほうかな・・・?」
出血の原因は、主治医もはっきりわからないようです。
「このまま入院しましょう」
予想しなかった先生の言葉に思わず固まってしまいました。
「え・・・このままですか?身の回りのもの家に取りに行っちゃダメですか?」
「いやぁ、もうあまり動かないほうがよいでしょう。身の回りのものは旦那さんに持ってきてもらってください。旦那さんとは連絡とれますか?」
頭が真っ白になり、何も考えられなくなりました。
点滴と投薬
看護師に案内されて2階の入院用部屋へ。
ワタシの夫は大部屋推奨なので、個室の希望は出しませんでした。
狭い4人部屋でしたが、患者はワタシ一人。
当然パジャマなど持ってきてはいないので、看護師が用意してくれた急患用の肌着に着替えました。
- ウテメリン(お腹の張り防止)
- アドナ(止血剤)
- トランサミン(止血剤)
- フルマリン(感染症防止の抗生剤)
張り止めと止血剤は24時間フルタイム。
抗生剤は朝晩2回入れていくそうです。
ウテメリンの副作用に動機や手の震えがあるそうで、副作用を抑えるために漢方薬も処方されました。
食前、お湯に溶かして飲みます。
悲しいのは、トイレに行くのも顔を洗うのも歯を磨くのも点滴と一緒。
あ、そうそう。歯ブラシやら身の回りのものを旦那さんに持ってきてもらわねば。
夫に連絡
夫の連絡先を自宅に忘れてきたため、スマホで勤務先名で検索。
すると、本社の大代表ではなく、夫の勤務先の事業所がすぐ表示されました。
最近の検索は気が効いています。Googleさんありがとう。
連絡がついて約2時間後、夫が入院セットを持ってきてくれました。
夫は3年ほど前、大腿骨骨折で2ヶ月弱入院した経験があります。
入院時にどんなものが必要か、よく知っているのです。
夫が着いたので、主治医が症状の説明をしてくれました。
- 病名「切迫早産」
- 症状「出血」
入院の理由として、
- 前置胎盤でないものの、胎盤が若干下の位置にある
- 出血が続いている
- 胎児の頭が出ようとする仕草をとる(子宮収縮の兆候)
- 子宮頚管の長さがやや短い
ということです。
治療計画は、主に子宮収縮抑制剤と止血剤を点滴しながらベッドで安静にすること。
出血量が増えたり、子宮抑制困難時は高次医療機関へ搬送となるそうです。
高次医療機関へ搬送・・・それはイヤだ~。
この日のご飯
入院当日は夕食から出されました。
マタニティビクスの先生が言うには「ここのご飯はおいしい」とのこと。
楽しみの少ない入院生活。どんなご飯が出るか入院中写真におさめることにしました。
夕食(18:00)
夫到着前だったので、手持ち箸の用意がなく、看護師さんが割り箸をくれました。
が、洋風メニューにはナイフとフォーク、スプーンつき。至れり尽くせりです。
いただいた割り箸は使いませんでした。